今回のアンケートには、愛媛県内企業の現状と今後の取り組みに役立つ貴重なご意見が多く記載されておりましたのでご報告いたします。

 


◇小企業のため制度・規則は未整備だが、随時利用者がいる。


・少人数の会社ですので規程よりもお互いの話し合い、思いやりで進めて行く必要性を感じております。

・子育て支援や看護のための制度は特に設けていませんが、小さな会社なので、職員の申し出によって休暇や時間休は取ってもらっています。常に働きやすい職場になるように職員と話し合っています。

・小規模企業では、法定通りが現実です。

・明文化や制度はないが、出産・育児で家庭との両立が必要な場合は希望に合わせて勤務時間等を変更しています。

・希望があれば検討することになっている。

・若い労働者はパートさんなのですが、子育てが出来やすい様、各現場で支援しております。

・当社では、制度としての休暇はありませんが、実際に子育て中の人間はいます。子供が急病とか学校の行事とかの場合、最優先で休みをとらせています。

・出産・育児のため退職した従業員を、その後パート従業員として雇用した。(2名)

・制度はないが、再雇用は可能。

・必要に応じ、状況により対応。

・本人の都合に合わせて就労時間を決める。

 

◇小企業のため、子育てを支援する対象の従業員がいない。


・男子ばかりの会社、鉄工所です。余り深く検討はしていない。少しずつ検討して行かねばならないと思う。

・従業員を雇用する際には、実施できれば良いと考えますが、その場にならないと回答はむつかしいです。

・現在家族従業員のため上限の規定はありませんが、順次臨機応変に対処いたしております。

・本人さんには、持ちかけたのですが利用していません。再雇用は数人います。

・育児をしている労働者も家族も社内にいません。

・該当者無し、申請時に現行法を参考に考慮する予定。

・親子夫婦の四人で経営していますので、当てはまりませんので、解答しておりません。

・弊社の場合、沖合底曳網漁業が主であり、特殊作業のため、平均年齢が高く、対象となる社員がいない。

・現在育児に関する必要な社員がいない為、何も検討していません。

・子育てを終えた人、未婚者が多い。

・ビルメンテナンス業は、今まで高齢者の方が多かったので、育児支援について、利用したのは1名だけです。

・今は対象者がいないが、従業員が最近は若くなったので、今後必要になるかもしれません。

・男性職場のため社内制度未検討。

・子育ては終了したばかり。

・育児制度の必要な従業員がいない。今後の課題。


◇企業の厳しい現状への声


・なかなか不景気で毎月の従業員の給料維持にがんばってゆくのがせいいっぱいで余裕がありません。

・現在の様な景気では雇用維持が精一杯。

 
 
◇推進策(アイデア)への声

・地域子育て支援を援助する気持ちはある。地方においては育児の支援のできる企業は少ないと思われる。やはり地方では市町村単位の育児環境を整備していく事が効果が上がると思われる。

・本来、取り組みたいのはやまやまですが、1つの小さな企業ではむずかしい。たとえば、保育所(特に病気の場合)等の問題、又、ぬけられたら困る場合(日数的に)スポットでも替りの方がいれば助かります。
(提案)
@近隣の企業が集まって集合体として1つの援助ができれば(ex保育)良い。
A退職された方、又、求職の方を休業休暇の代替として勤務できる。

・子育て支援だけでなく、男女共同参画の取り組みは、企業を巻き込んでいかなくては難しいというのは、様々な会合でよく話題に上がる。社内環境整備も大事だが、企業のトップのやる気次第のところが大きいと思う。

・家庭を持ち、子育てをする女性の立場の考え方を参考に運営している会社があるとは正直に驚きました。制度についても充実しており、男性役員の理解に対しても感心しました。今後いろいろな場で講演会を開かれ、多くの方に周知いただき、また、男性に多く参加いただけるような案内をしていただけたらと思いました。ありがとうございました。

・所定外労働の免除の他にも夜勤の免除等も取り入れているが、企業側の努力だけでは少子化問題は解決できない。


◇継続の要望等

・今後、このような事業を各種団体が積極的に実施する必要があると強く思いました。

・このセミナー等が一過性に終わらせないように、法人会は県内に多数の会員企業を有しているのだから、継続して取り組んでほしい。

・少子化対策には、結婚対策も必要なのでは。

・結婚しない若い人が増えているので、結婚して子供と生んでいただくような方策が必要。

・NPO等のボランティアと協力して、子育て支援が必要なのではないのか。

・労働関係の専門団体から研修の案内をしてもらった事がなく、法人会のセミナーに参加して、初めて少子化の重要性が理解できた。県の継続的な支援が得られるようにしてほしい。

・当社は中小企業ではあるが取り組んでいきたいと思うので、「一般事業主行動計画」策定の具体的な説明会があればと思います。


◇その他ご意見

・企業がバックアップしてくれて女性が子育てと仕事の両立の取り組みはすばらしいと思いました。

・本市(八幡浜)においても企業力をつけ今後このような企業(会社)が増えるよう願います。

・講演会には男性の参加者を多く呼んでほしい。

・講師の先生の会社は主婦の方が就職されていて、年齢が上がっていくと再就職口を探すのはなかなか難しいと聞きますが、いいなと思った。仕事内容も主婦の生活者としても感覚を必要としていてやりがいがあるだろうなと思った。上司の方はよいところに目をつけられたなと思った。言葉だけでなく実際の様子を見ながらの講演はわかりやすかった。

・育児をしながらの仕事で、責任ある仕事をする人がふえたらいいですね。

・NPO法人のため各項目は回答できませんが、子育て活動に大いに参考になりました。

 


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